チラシを見てお問い合わせ頂き、数社の相見積もりの中から選んで頂きました。
別荘として利用しているが、とても気に入っていて大切に使用しているということで、現場調査の際は屋根に破損はないか?木部に腐食はないか?鉄部にサビは発生していないか?などを細かくチェックさせて頂きました。「ただ塗ればいい。塗れば大丈夫。」ではなく、目的はお家を保護する。守る。ということを常に心がけて、日々作業をさせて頂いています。
外壁は日当たりが悪い面にコケが発生していましたので、コケ・藻の発生を抑制する「コケシラズ」を散布しました。
木材はペーパーを使って、バリ取りをし、鉄部はサンダーを使用し、サビを除去しました。
塗装前に入念に下地を整えることで、仕上がりはもちろん、塗膜の持ちが変わってきます。
せっかく塗装してもすぐ剥がれてしまったら、意味がありません。
下塗り材の塗布量不足は上塗り材の剥がれにもつながりますので、屋根材が濡れ色になるまで塗り重ねます。
そうすることで、屋根材の吸い込みが止まり、しっかりとした下地が出来上がります。
(目的)は屋根材同士に隙間を作り、屋根の内側への水の浸水や結露の発生を防ぎ、屋根裏を腐食させないためです。
タスペーサー挿入後に上塗り剤を1回目、2回目と塗布し、スレート屋根材を保護しました。
弊社では、紫外線や雨の影響を直接受ける屋根は「塗料を塗る」というよりは
「塗料を乗せる」という意識を持って、塗料の厚みを出来るだけ付けるようにしています。
穴や隙間から水が浸入して木材を傷めないよう、塗装を行う前に木材専用のパテでそれらを埋めました。
パテが乾燥した後に、「木材保護塗料」のキシラデコールコンゾランを塗布しました。
屋外専用の木材保護塗料。(高耐久性・水性・造膜タイプ)
塗膜に柔軟性がありワレにくい。
塗膜に通気性があってムレにくい。
塗膜が木に密着してフクレにくい。
優れた防腐、防カビ、防虫効果を発揮。
色つきが良く、古材でも明るく仕上げることができ、改修に最適です。
キシラデコールコンゾランは木材表面に塗膜を形成して、保護する塗料ですので、
1回、2回、3回と塗り重ね、厚い塗膜を形成しました。これが薄膜だと、劣化が早まってしまいます。
今回の鳴尾様邸の外壁は雨や日差しが当たる部分が特に劣化が進んでいましたので
特に劣化が進んでいた部分は4回塗りをして、塗膜に厚みを付けました。
破風板、雨戸、土台鉄骨部分はケレン作業後にサビ止め塗料を2回塗布。
乾燥後、フッ素塗料を2回塗布。の計4回塗りをし、保護しました。
破風板や雨戸の付帯部にも、家を長持ちさせるための大事な役割がありますので
妥協をせず、塗膜の厚みを付け、仕上げます。